- コロナ感染症対策で22億円余の補正予算――第2回臨時会
- 党区議団が一貫して主張PCRセンター拡大実施
- コロナ感染症対策で10次にわたる緊急要望――松原区長に党区議団提出
- より多くの要望を予算に――予算要望懇談会
- 党区議団区内視察
コロナ感染症対策で22億円余の補正予算――第2回臨時会
区議会第2回臨時会が7月21・22日開かれ、一般会計補正予算(第5次)総額22億5376万円増額が審議され、党区議団も賛成し、賛成多数で成立しました。
コロナ禍のもと障害福祉・介護サービス事業所では経営状況が厳しくなる中で医療・介護・福祉など生活を守る緊急措置が求められていました。感染を恐れ、〝サービス控え〟が起こり、経営難が広がっています。それなのに消毒液やマスクや飛沫を防止するアクリル板など費用が特別に膨らんでいました。また使命感で働く感染症予防業務の従事者への手当は当然です。その立場から遅い感はぬぐい切れませんでしたが党区議団は賛成しました。
一般会計補正予算(第5次)の内容
- コロナ感染症で増額した生活困窮者の住居確保給付金増
- 障害者福祉・介護サービス事業所への事業継続緊急支援金(1施設30万円支給)
- 職員の感染予防業務手当の増
- インフルエンザ予防接種助成金1歳以上15歳以下(1回2千円補助)・70歳以上(全額補助)党区議団の提案が実現
- 中小企業融資利子補給増
- 新製品・新技術開発支援事業拡充
- コロナ感染症で増額した就学援助費増
- 小・中学校、さざなみ学校へ非接触型自動水栓導入
- 水害被害を教訓に、水門をリモート操作できる水防対策 施設のため土地購入(田園調布5丁目)
党区議団が一貫して主張PCRセンター拡大実施
この臨時会で党区議団は、補正予算をよりよくするために編成替えを求める提案を2回提出しました。
1回目は、委員会にて教職員、保育・学童従事者、介護従事者へのPCR検査実施費用助成、PCR検査所3か所への増設および新製品・新技術開発支援事業拡充への更なる増額を求めました。
検査実施費用助成について、他会派からは「受けたいのに高くて受けられない人を一人も存じ上げていない」(自民)「現時点の感染の有無なので、明日感染するかもしれず、ベターだがベストでない」(公明)などの理由で否決されました。
2回目の提案は、委員会で否決されたため、本会議で多くの会派に賛同が得られるように、PCR検査所を増設することだけを求め提出しましたが、党区議団を除くすべての会派がPCR検査所増設に反対をしました。
東京都の感染者が急増し警戒レベルが最大になり、市中感染が広がる中で、PCR検査所増設に、なぜ賛成できないのでしょうか。
しかし区は後日、PCR検査センター拡大実施を発表しました。
コロナ感染症対策(最新)
- PCR検査センター区内3カ所増設
(蒲田、大森、田園調布の各医師会地域)
8月3日に大田区はPCR検査拡大の必要性を認め、党区議団が一貫して主張していた、PCR検査センター拡大実施を発表。 - 区独自で10万円の協力金検討
東京都が「感染拡大防止協力金」として8月3日~31日まで営業時間を午後10時まで短縮した場合20万円を支給に、区独自で上乗せ支給の検討を発表。
コロナ感染症対策で10次にわたる緊急要望――松原区長に党区議団提出
党区議団は7月15日(第9次)、31日(10次)に新型コロナウイルス感染症対策についての要望第を松原区長と小黒教育長宛に提出しました。
PCR検査については8月から区内3医師会と区が連携協力し、区内3か所で週2日ずつ実施されるなど、区民の声と党区議団の要請にこたえて拡大実施が進んでいます。
引き続き、党区議団は深刻さを増すコロナ禍の中で区民の暮らしと営業を守るため議会論戦と合わせて区長・教育長への直接要望を行いながら区民の切実な声に応える区政にするためにがんばります。
より多くの要望を予算に――予算要望懇談会
党区議団は2021年度(令和3年度)予算編成に関して、夏の時期に区内各種団体と予算要望懇談会を行い、出された要望を予算に反映させるための作業を例年行っています。
今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、通常の懇談会が実施できない団体もあり、その場合は書面での要望で対応しています。
介護事業所や教員、労働組合、障害者家族の団体、草の根で区民のくらしを守るために運動している団体などから様々な要望が寄せられています。今回の懇談会では、実現のために繰り返し要望しているものから、新型コロナウイルス感染症対策関連の要望が特に多かったのが特徴となっています。
感染症拡大を抑止し、住民の命と健康、生活を守ることは大田区の重要な役割です。感染症対策を最優先に取り組み区民を守る区政を実現するために、皆さんと力を合わせて頑張ります。
党区議団区内視察
党区議団は、区内小・中学校体育館、武道場のエアコン設置状況を視察しました。
エアコン設置は、既に11校で今年度33校計画されており、合計44校になり全88校中半分となります。費用は小学校で約2500万、中学校は約6000万円です。
動力が電気の場合は、契約容量が少ない学校では、変電設備が必要になり設備費用がかかります。また、ガスの方がランニングコストが安いため、ガスの採用が多くなっています。今年も暑い夏になっていますが一日も早い全校への設置を再度要望しました。