区議団ニュース2020年12月・2021年1月号(No.286)――新型コロナ感染拡大から区民の命と営業を守る施策を区民要求実現へ――第4回定例区議会


PDFファイル大田区議団ニュース2020年12月・2021年1月号(No.286)

命と暮らしと営業を守る予算へ――代表質問 佐藤 伸


(映像は大田区議会ホームページより:57分)
質問では①1月22日発効される核兵器禁止条約の批准を政府に大田区から求めること。②新型コロナ感染拡大から区民の命と暮らしと営業を守る新年度予算の提案しました。コロナ禍での他区の大型施設建設見直しの事例を紹介しながら、大田区での新空港線(蒲蒲線)計画の中止や羽田イノベーションシティでの事業見直しを求めました。コロナ対策ではPCR検査の積極的拡充・社会的検査などを進め急拡大している感染陽性者に対応するよう求めました。また、年末にかけてますます深刻になる、区内中小零細事業所向け融資制度の拡充と区独自の家賃支援給付金をはじめ直接助成の実施を求めました。
③男女共同参画推進プランに「選択的夫婦別姓」の推進や「LGBTQ」の差別解消の推進とパートナーシップ制度の導入を求めました。
④ケアに手厚い第8期介護保険事業の見直しについて介護保険料の引き下げやサービス低下を招く補足給付の改悪をしないよう求めました。

コロナ禍から区民生活守る施策へ――一般質問 福井りょうじ


(映像は大田区議会ホームページより:29分)
大田区に「コロナ禍から区民生活を守る施策について求めました。
①コロナ感染で保育園が休園になった場合はベビーシッターの確保が難しいため大田区がを確保し費用は区が助成をすること。
②保育従事者や教員などを対象としたPCR検査の実施を求める。
③障害者の家族が感染のため入院又は自宅待機になった場合の障害者の居場所を確保すること。
④大田区の給付型奨学金制度を2021年度以降も継続すること。⑤高齢者のインフルエンザ予防接種、子どものインフルエンザ予防接種費用助成を継続すること。
⑥介護事業者へ事業継続の補助を行うこと。いずれの質問も従来の答弁を繰り返すことに留まりました。

リニア新幹線は住民の理解と合意を

東日本高速道路のシールド工法(リニア新幹線と同じ工法)による外環道の工事により調布市の道路陥没事故が起きました。区民から不安の声があがっています。
⑦陥没事故調査の結果、因果関係と安全対策が明らかになるまでJR東海に対してシールド工事を行わないように指導するよう国に申し入れること。また、シールド工事は住民説明会を行い、住民の理解と合意を得てから行うようJR東海に求めること。大田区は「沿線自治体として必要に応じて対応していきます」との答弁でした。

補正予算賛成

第7次補正予算には、在宅要介護者(障害者と高齢者)の家族が新型コロナウイルス感染が陽性になったとき残された在宅要介護者が困らないように緊急の入居支援する介護事業が入りました。

PCR検査費用助成を提案

編成替えを求める動議を提出し、保育士・学童保育従事者へのPCR検査費用助成を提案しましたが、否決されてしまいました。

新型コロナ感染症対策11次にわたる要望 積極的提案でPCR検査センター増設など実現

党区議団が松原区長及び小黒教育長(日付が太字)に申入れ

11次にわたる新型コロナウイルス(COVID-19)の感染症対策にかかわる緊急要望
第1次3月2日 第2次3月31日 第3次4月27日 第4次4月30日 第5次5月8日 第6次5月22日 第7次6月3日 第8次7月2日 第9次7月15日 第10次7月31日 第11次11月4日

主な申し入れ内容

相談窓口の体制強化・雇用調整助成金の増額及び条件緩和・医療機関への支援・PCR検査センター設置・特別定額給付金(10万円)の迅速な支給・休校中の児童・生徒へのケア・介護事業者への支援・福祉施設への支援・PCR検査費用助成など

党区議団の一般会計補正予算に対する組み替え動議 11回

・臨時会 補正予算(第2次)(委員会、本会議)
・第2回定例会 補正予算(第3次)(委員会、本会議)補正予算(第4次)(委員会)
第2回臨時会 補正予算(第5次)(委員会、本会議)
・第3回定例会 補正予算(第6次)(委員会、本会議)
・第4回定例会 補正予算(第7次)(委員会、本会議)

編成替えの主な内容

PCR検査費用助成・PCR検査体制を強化・経営継続支援金を創設・子育て特別支援金創設・介護従事者・保育士及び学童事業 従事者・小中学校教職員にPCR 検査費用助成など

アンケート実施

・区内全介護事業所緊急アンケート
アンケート発送数 596
回答数 73(回答率 12.2%)
多くの切実な声が寄せられました。それらの声を基に質問を行いました。

予算要望

11月17日、区長にコロナ感染症対策を含む90項目の来年度予算を要望しました。

要望書全文はこちら

陳情審査に制限の動き

12月2日に開催された大田区議会・議会運営委員会にて区民などから出される陳情の取り扱いについて審議されました。傍聴者が約20名訪れるなど注目が集まりました。
審議では、自民、公明、令和から陳情に制限を加える意見が出され、日本共産党大田区議団は「陳情については従来通り制限は設けず取り扱うことに加え、陳情提出者の意見陳述の場を設けることや審査除外基準を見直すこと、多数の陳情が提出された場合は審査日程を工夫して対応するよう」主張しました。
さまざまな意見が各会派から出される中で、引き続き議論をし、年内の陳情の取扱いの変更は見送りになる見通しです。今後も区民の世論と運動で陳情の取扱い制限を中止させましょう。

党区議団は条例提案を行いました

精神障害者2級手当(月4500円)支給条例

自公は、他の施策で行っている。効果が薄いなどと主張し否決しました。

住民が住み続けられる良好な住環境守るために区長の指導及び助言ができるようにする条例

自公は、区長の権限が強まるなどと主張し否決。

小・中学校等に入学するとき、児童生徒1人につき3万円を支給する条例

自公は、就学援助があるなどと主張し否決。

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