国保料の大幅値上げに怒りの声 第2報――前年の1.5倍以上にも


先日送付された国民健康保険料の通知を見て、驚きや怒りの声が多数寄せられています。その一例をご紹介します。

Mさんの例(3人世帯) 収入:年金 250万円

Mさん(68歳)、妻(67歳)、息子(37歳・障害者)

Mさんは、大幅な値上げを和らげようと2年間は経過措置があっても、保険料は昨年度から比べると1.44倍にもなりました。経過措置がない場合では約2倍になります。毎年のように所得割と均等割が値上げをされていますから、3年後はさらに値上げすることが予想されます。また、息子さんは3年後に40歳になるので介護保険も加算され2.08倍にもなります。Mさんは、「これでは生活ができない。日本共産党が値下げのためがんばって欲しい」と話しています。

前年度の保険料

医療分 後期高齢者支援金分
所得割 3,200 円 920円
均等割 74,880円
(2割減額)
20,880円
(2割減額)
78,080円 21,800円 合計 99,880円

*2割減額は低所得者向けの軽減措置による

今年度の保険料

医療分 後期高齢者支援金分
所得割 36,059 円 11,529円
均等割 74,880円
(2割減額)
20,880円
(2割減額)
110,939円 32,409円 合計 143,348円
前年度差 43,468円
前年度比 1.44倍

経過措置のない場合

医療分 後期高齢者支援金分
所得割 64,119 円 20,501円
均等割 74,880円
(2割減額)
20,880円
(2割減額)
138,999円 41,381円 合計 180,380円
前年度差 80,500円
前年度比 1.81倍

息子さんの介護保険分を含む(3年後)

医療分 後期高齢者支援金分 介護保険分
所得割 64,119 円 20,501円 13,807円
均等割 74,880円
(2割減額)
20,880円
(2割減額)
13,200円
138,999円 41,381円 27,007円 合計 207,387円
前年度差 107,507円
前年度比 2.08倍

*23日に掲載した際、前年度の保険料に誤りがありました。お詫びして訂正します。

Oさんの例(2人世帯) 収入:年金 291万円

Oさん(64歳・無職)、妻64歳(病気療養中)

納入通知書を見たOさんは、次のように話しました。
「今年度の住民税は昨年より減っている(36,000円から15,600円)。それなのに国民保険料は145,200円から、166,936円と、約21,736円(1.15倍)も、値上げになっている。収入が減っているのになぜ国民保険料が値上げになるのか納得が出来ない。妻は現在、病気療養中で医療費は369,876円かかっている。基礎控除33万円では不十分である。」

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