日本共産党大田区議団は14日、松原大田区長に対し、熱中症対策に関する緊急申し入れを、松原大田区長と小黒教育長に対し区立小・中学校の体育館に冷暖房の機器の設置を求める申し入れを行いました。川野副区長が応対しました。
2018年8月14日
大田区長 松原忠義様
熱中症対策に関する緊急申し入れ
日本共産党大田地区委員会
日本共産党大田区議団連日記録的な暑さが続き、各方面から「命に関わる危険な暑さ」として熱中症への対策が呼びかけられています。今年の異常な猛暑により7月26日までに85人が死亡(65歳以上が71人)となっています。
病院に搬送された人の多くは冷暖房機器が設置をされていない、または設置しているが使用していないことが分かりました。
大田区のホームページで「熱中症を予防しましょう」では「こんな人は要注意!」と高齢者や乳幼児などが具体例として挙げられています。このような方には特段の配慮が必要と考えます。命にもかかわる熱中症対策として至急以下の手立てが講じられるように、申し入れを行います。記
1. 熱中症対策が特に必要とされる高齢者世帯、子育て世代、身体障碍者世帯等に、冷暖房機器の設置費用および故障や老朽化で機能低下した冷暖房機器の買い替え費用についても助成すること。
2. 生活保護世帯において、本年7月以降に保護開始や転居の場合などの要件該当する世帯や、本年4月1日から6月30日までの間に要件に該当していたと保護の実施機関において認定する場合にあって、冷暖房機器がない世帯に対して、冷暖房機器に必要な費用の支給が認められましたが、それ以外の冷暖房機器のないアパートなどで生活してこられた方には適用されません。そこで、生活保護を受けている全世帯や低所得者に対するエアコン設置への支援策を講ずること。また、夏期の暑さ対策に伴う電気代相当額を区独自の法外援護として支援すること。以上
2018年8月14日
大田区長 松原忠義様
教育長 小黒仁史様区立小・中学校の体育館に冷暖房の機器の設置を求める申し入れ
日本共産党大田地区委員会
日本共産党大田区議団今年は、梅雨明けも早く7月初旬から30度を超す猛暑が続いており、小・中学校の体育の時間に熱中症で搬送される事態も起こっています。また、通年体育館で行われる7月20日の1学期の終業式も、熱中症が心配されたため、冷房の効いた各教室で行われた学校もありました。さらに、夏季プール指導も中止された学校も出てくる状況です。
しかし、体育館には冷暖房の機器の設置がなく、大型の扇風機が設置されるようになりましたが、昨今の異常な猛暑では、体育の授業や、部活動にも大きな影響を及ぼし、子どもたちの命と健康にとっても重大な問題となっています。
また、学校は災害時には避難場所となっていることから、先の西日本豪雨災害でも学校体育館に避難された被災者の皆さんが、冷房機器がなく苦しい生活を余儀なくされている状況が、報道されています。
このような状況を一日も早く解決していくため以下の要望を申し入れます。記
1.区立小・中学校の体育館に冷暖房の機器を設置すること。
2.家庭科室、音楽室、技術室など特別教室に冷暖房の機器を設置すること。以上