羽田空港対策特別委員会で国からの回答、再拡張後の内陸部飛行について示されました。騒音は解消されません。


3月29日開催の羽田空港対策特別委員会では、国から以下の回答が示されたことの報告がありました。


新しい管制塔です

羽田空港再拡張後における「北風時A滑走路北向き離陸左旋回」に対する国土交通省の回答

1)再拡張後は、当面の措置として、低騒音ジェット機によるA滑走路北向き離陸左旋回(いわゆるハミングバード)について、3便以下とする。
2)その後は、空港運用の情熱を経て数年でハミングバードを廃止することを目標とし、それまでの間においても可能な限りハミングバードの減便に努める。
3)ハミングバードについては、可能な限り、今後、導入される予定であるB787等の新型低騒音機材で対応するよう、運航者に働きかけることとする。

というものです。区は、(D滑走路)供用開始以降、廃止の立場で主張してきたが、国は需要があり必要性が高いと平行線であった。移転対策協議会で検討してきたが、見解示された。3月26日羽田空港移転対策協議会で了承を得たとの説明がありました。
3月26日移転対策協議会の中では、数年後で廃止する、使用する機材の関係はどうか、5便でやってきたものが3便になる。国土交通省は需要があるという見解がある中で廃止が始めて示されたなどの発言があったとのことでした。
しかし、現在、羽田空港の騒音の問題は、沖合い移転によって内陸部には騒音を持ち込まないという約束が守られない中で早朝の5便だけ北風時7ノット以上羽 田、大森南、大森東上空を飛んでいるものです。また、羽田空港の騒音や公害が及ぼす影響は昭和48年撤去決議を区議会あげて出しています。また、49年に は羽田空港対策特別委員会が作られるなど大田区には歴史があります。その当時飛行機は羽田の上空を飛んでいなかったのに沖合い移転によって上空を飛ぶよう になったのです。日本共産党区議団は、約束を守るよう採算議会でも発言してきました。今回、A滑走路、D滑走路を飛ぶようになるのですから、まずゼロにす ることが先決です。ダイヤが決まったらますます廃止は難しくなります。

(旧ホームページに2010年3月29日掲載)

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