日本共産党大田区議団は8日、松原大田区長に対し、認可保育園入所に関する緊急申し入れを行いました。松原忠義区長、遠藤久副区長、筒井健治こども家庭部長が応対しました。
2013年3月8日
大田区長 松原 忠義 様
認可保育園入所に関する緊急申し入れ
日本共産党大田区議団
大田区は「大田区保育サービス基盤拡充のための3ヵ年プラン」を策定し、3ヵ年1,000人の定員増の計画で、2011年、2012年の2ヵ年で約800人の保育サービス定員増を図ってきました。区民の要望にこたえ認可保育園の増設は評価できます。
しかし、区が目標としている事業量1,000人は実態に合ったものではありません。区が待機児童として数えていない、認証保育所、また「保育ママ」等を利用していても、高い保育料や、短い保育時間、保育環境等で、認可保育園の入園を希望しています。
大田区の認可保育園2013年4月入所の第1次選考に3,546人が申し込み、2,241人が内定し、1,305人に「不承諾書」が送付されました。不承諾となった保護者の皆さんから「保育園に入れなかったら4月からどうしたらよいのか。母親が仕事をやめなくてはならないのか」などの悲痛な声が上がっています。
区長は、2月27日大田区議会第1回定例議会で、「大田区も『質』を大事にした、待機児童の緊急受け入れをおこなうべき」との日本共産党大田区議団の代表質問に、「適切に対応してまいります」と答弁しています。
認可保育園に入れない区民への対策を緊急におこなうこと、また今後の認可保育園の増設計画は、実態に見合った旧定義の待機児童数で計画を立て直すことを求めます。以上