区長・教育長に対し、福島原発事故による放射能汚染から子どもの健康を守る緊急要望を行いました


日本共産党大田区議団は6日、松原区長・清水教育長に対し、福島原発事故による放射能汚染から子どもの健康を守る緊急要望を行いました。

福島原発事故による放射能汚染から子どもの健康を守る緊急要望

2011年10月6日

大田区長 松原忠義様

日本共産党大田区議団

東京電力福島原発事故によって、大量かつ広範囲に放射性物質(死の灰)が放出され、国民の放射能への不安が広がっています。とりわけ、放射能への感受性が高い子どもの健康を守ることは、日本社会の大きな問題です。
区民の要望から、大田区も区内の小中学校、幼稚園、保育園などで放射線量測定を行いました。
しかし、依然として子どもに与える放射能の影響に不安を持っている区民は少なくありません。「給食の食材を測定して欲しい」、「放射能測定器を各学校に設置してほしい」、放射能に汚染された稲わらを食べた疑いのある牛の肉が給食に使用された学校では「子どもの尿検査をして欲しい」などの声が届いています。
保護者は「暫定規制値以下なので大丈夫」といわれても安心できないのです。放射線被ばくの健康への影響は、「これ以下なら安全」という「しきい値」はなく、「少なければ少ないほど良い」というのが放射線防護の大原則です。
大田区でも、馬込第二小学校で空間放射線量測定の結果、年間1ミリシーベルトという文部科学省の基準を超える1時間あたり0.64マイクロシーベルト(年間約5.6ミリシーベルト)という高い数値が出ました。
子どもの健康を守るために、早急に原因を分析し除染するとともに、下記のことを要望します。

1、 早急に、小中学校、幼稚園、保育園、児童館、公園など区民施設の放射線量測定を行うこと。
2、 学校給食、保育園給食の全ての食材の放射性物質を測定すること。
3、 入新井第一、東蒲、馬込第二小学校など、希望する子どもの尿検査を区の責任で行うこと。

以上

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